実際にこの日本に住んでいるのに、日本が安心・安全と神話のように信じている人が多すぎる印象を受けます。
反社会的なお話になりますが、お付き合い頂ければ幸いです。
一般的に語られる安定
育った地元公務員になること、
大学卒業後に都内の一部上場企業に入社すること、
結婚して玉の輿に乗ることは、
安く定まっているだけで、私のもとめる安定とは程遠いわけで。
日本は高度成長期を経て先進国に仲間入りしたことで、成熟しました。
よって、過去の成長期の価値観で時代の流れを捉えることはできないのです。
先進国が抱える問題の一例として、
製造を中心に飽和産業が増え、コンパクトになる
→ジョブレスリカバリーという現象
少子高齢化になり、財政問題が増
→年金・福利厚生問題
インターネットの発達により、コンテンツの価値が平均に回帰
→売れない、賃金が世界的に下がる
といったように・・・
新しい価値観を迎えているのです。
人口の増加による、供給が需要に追いついていない途上国においては、先進国の歴史から学び、それを活用することができるのですが、私たちは、誰も経験していない(先進国だから)時代を生きなければなりません。
安く定まって生きて行けば、今の平穏を維持できない可能性の方が高いといえます。
そうならないために、資産の構築を中心に
変化する時代に対応するスキル
普遍的な人間の心理、物理現象を学び生かすスキルが必要になります。
自然災害、金融事故などの、統計から起こる確率はそう高くないけど、一旦起これば全てを失うリスクそれらを適切に対応するためのお話です。
どの時代でも、新しい時代を迎えるのには、いまだかつてあらずの展開が多発します。
想定内をどれだけ広くしておくかが重要です。
不安を助長するわけではなく…
汗臭い身体をコロンで誤魔化そうとするような、対症療法な対応ではなく、根本から解決し真の安定を手に入れ、生活全体を美しいものにしていきましょう。
自覚はありますか?
自然災害は、非日常のできごとで、誰も認知できないです。
予想していなかった雨で、お気に入りのコートが濡れるくらいなら、ついてないなー。と納得せざるおえないかもしれませんが、
自然災害による、ついてないなー。レベルではない損害が、
毎年のように誰かの身に降りかかっています。
心理学的に、所有効果などに代表されるヒューリスティックから影響される偏見は、人間である以上誰しも必ず持っているのです。
結論はね・・・
自然災害において、日本は世界で一番危険と認定されています。
世界銀行が発表する報告には、地震、台風、洪水、土砂災害、火山噴火、干ばつの6種類です。
干ばつをのぞく5種類がワースト級の格付けをいただいてしまいました・・・
さらに、
30年以内に、M8~M9レベルの地震は87%の確率で起こります。
東日本大震災や阪神淡路大震災のような、大震災を経験している私たちは地震は一番に想定しておかなければならないと思います。
日本の国土は稀な地震多発地域にあり、4つの巨大プレートが密集している場所に位置していて、体験を持っても、地震が多いことは理解いただけてると思いますが、地球上の土地の0.3%しかない国土なのに地震の約10%は、日本と周辺の海域で起きています。
今後30年以内に、震度6以上の地震が起こる可能性は87%で、その被害損額は85兆円と予測されています。
さらに、首都直下型地震も70%の発生確率と予測されていて、112兆円被害損額と予測されています。
これは、東日本大震災の約5倍、阪神淡路大震災の約10倍になります・・・
詳細をお話しなくとも、日本が世界一地震の被害リスクを抱えているのは明確なことです。
もうやめてー。
日本は島国ですので、津波のリスクも必然的に高いです。
私は海岸沿いに住んでいないから大丈夫だ。なんて思っているなら大間違いで、M9レベルの被害が予想される南海地震が発生した場合、大阪湾から15k離れたJR大阪駅が浸水する可能性が大と言われています。
都会であっても、津波のリスクは考えられるのです・・・
災害によって、全財産を失う人が毎年いることも、あなたの想定内にしなければならないのです。
その他の自然災害のリスクに関しても、気象庁や世界銀行といった、データを見ていただければ一目瞭然です。
よって、非常に高いリスクを抱えている国にいるという認識を改めて持つ必要があります。
問題はまだまだあります
日本の国家純債務が世界ワーストですが・・・
「国家破綻はするのか?」どうかと聞かれたら、答えは「その可能性は高くない」と言います。
国家貸借対照表をみると、資産も十分にあるので、債務だけをみて、借金まみれと判断することは客観的な思考ではないと思います。
しかし、数十年先の長期的目でみれば、安心とはとても言い難い・・・
さらに、個人に降りかかる財政問題は、問題だらけなのです。
終身雇用の価値観がある国にも関わらず、年金制度は破綻に向かっています。
盲目的にその教えを信じているか・・・信じていないか・・・
大丈夫だと思っているのであれば、世界の先進国と比較したデータをご参考にして調べてみてください。
雇用されている間は、守ってくれているかもしれませんが、退職後の安定は自分で確保してね。ということになります。
少子高齢化による、福利厚生の問題や、グローバル化による、賃金減少問題も直面の可能性があります。
私たちのいる日本は、戦争リスクや犯罪率は低い基準だが、自然災害や金融・政治的観点からみるとリスクを凝縮したような国にいるといえます。
高い基準で安定している国家からすれば、そんな危険地域に資産を集中させているなんて、ありえないでしょ!と言いたくなるに違いはありません。
やばいのはわかったけど、どうすんのよ?
さまざまなリスクを理解していただいたうえで、それらに対応するために想定を立てておく必要がありますのでお話させていただきます。
私たち日本人はリーダーシップ(第2領域)より、マネジメント(第1・第3領域)の教育を受けています。
つまり、非常にプランを立てるのが苦手!ということです。
結論からお伝えすると、
最悪を想定して設計していく。となります。
資産を守り、増やすには、分散投資(ヘッジ)が重要になります。
つまり、
住居、資産、ビジネスを一つにまとめないことです。
自然災害のリスクが高い日本で不動産の所有はそれ自体がリスクになりますので、国内では家は買うよりも借りる方がリスクヘッジにつながります。
金融資産を日本円だけで所有せずに、外資や株などの金融商品にヘッジしたり、金融規制などが万が一の可能性を考えて、海外の優良銀行口座に一部ヘッジする方法も大きなリスクヘッジになります。
さらには、企業の倒産や業界の縮小の可能性を考えて、収入源を一つにせず、複数の収入源を確保しておくというように、ビジネスヘッジも重要です。
環境やコミュニティを構築し、どんな環境でも生きていける
そして、平穏な日々を美しいものにしていきましょう。
いつの時代も、想定の範囲が広い人は助かっていて、災害や人災により富を得ているという歴史があります。
東日本大震災で、いち早く原発のリスクに気づいた人が放射線測定器を販売して大富豪になり・・・
そして、その歴史は繰り返すのです。
平穏な日々心から願いながら、災害が起こった場合、大事な人を守れるだけの想定は必ず持っておく必要があると思います。
さらに、環境や資産についてお話をさせていただきますが、ポートフォリオの分散投資という概念を持っていただくと、理解がスムーズだと思います。
ありがとうございました。
have fun today,
coco
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