生活

原則、インサイドアウト

 

赤ん坊は支配しても、支配されることはない。

 

私たちの文化において、弱さは非常に強くて権力があるものです。

「あなたに私の気持ちがわからない」これは、一定の事実が含まれます。

苦しんでいる当事者の気持ちを完全に理解することなど、例え親子であっても不可能です。

自らを「特別」でいるための武器として使っている限り永遠に不幸を必要とすることになるのです。

 

 

客観的な事実ではなくて主観的な解釈

 

例えば、私たちがなんらかの価値を紙幣に持ち、

価値を社会的な文脈の上で成立させているもので、

ひとつのコモンセンス(共通価値)ではあっても、客観としての価値ではないのです。

いわば、見方を変えればただの紙切れ、もしくは印刷物です。

人は向上したいと願い、理想の状態を追求することを考えます。

(スリムな身体、きめ細やかな肌、仕事での成功)

赤ん坊が二本足で歩きたいと思い、言葉を覚えて意思疎通を図ろうとするように、

私たちは無力な状態から向上したいという普遍的な欲求を持っています

それは、科学の進化でもいえることです。

これに対をなすのが、劣等感です。

向かって前進している、

しかし、まだ理想に到達できていない自分にまるで劣っているような感覚を抱いてしまいます

劣等感の使い方さえ間違えなければ、

努力や成長の促進剤となり、現状に満足することなく一歩一歩先に進もうとします。

この劣等感の在り方には、全く問題がありません。

 

「変えられるもの」「変えられないもの」を見極めて、「与えられたものをどう使うか」に注目するのです。

しかし、一歩踏み出す勇気をくじかれ、本来はなんの、

因果関係もないところに、重大な因果関係があるかのように説明をして、

納得させてしまうことで、一歩踏み出すことが怖いか、

もしくは、現実的な努力をしたくない、

享受している楽しみなどを犠牲にしてまで、変わりたくないと思っているのです。

平たくいうと、多少の不満な不自由があっても今のままでいた方が楽ということです。

 


 

「同じではないが対等」

 

知識や経験の量、とれる責任の量において違いがありますが、

靴がうまく履けないことや、あるいは問題を起こした時に

大人ほどの責任がとれないかもしれませんが、

そんなことで人間の価値が決まるわけではありません

 

一歩前を歩いていようが、二歩後ろを歩いていようと関係はなく、

みんな等しく平らな場所を歩んでいて、誰とも競争せずに、ただ前を向いて歩いています。

“平らな場所を、私たちは歩いている”

 

競争するためではなく、今の自分よりも前に進もうとすることに価値があります。

比較ではなく、「理想の自分」との比較が健全な劣等感です。

 

道を重んじる

 

人は、「競争」がある限り、対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができなくなります。

例え、勝ち続けていても、競争の中に身を置いてしまうと、

心の安まる暇がなくなり、「負けたくない」「常に勝ち続けなければならない」「人を信じれない」

などの社会的成功を収めながらも、幸せを実感できない人が多いのは「競争」に生きてしまっているからです。

「誰とも競争することなく、比較することなく、前を向いて歩いていけばいい」

「私の負け」と考えるならば、対人関係を競争で捉え、

人の幸せを心から祝福できず、積極的な貢献はできませんし、困難に陥っている人に援助はできません。

競争の図式から解放して、誰かに勝つ必要がなくなれば、世界の見え方は全く違ったものになります。

 


 

人は「変わらない」喜びを感じてる

意識的に”自分”を選んだわけではないですが、外的要因(国籍や文化、あるいは家庭環境)が影響します。

しかし、問題は過去ではなく今「ここ」で決まり、

変わることで生まれる「不安」と、

変わらないことでつきまとう「不満」の選択をしなければなりません。

何が与えられているかより、注目するべきは、与えられたものをどう使うかです。

人は交換できませんし、入れ替わることもできません。

それより、何より、常に更新し続けることです。

 

 

「目的」を考える

 

子供が悪戯をして、大人をからかいますが、

子供が自分に注目を集めることを目的としたものです。

しかし、こちらが本気で怒るまでやめないとすれば、その目的は、「闘うこと」そのものになります。

怒らないようにするのではなく、「怒りという道具に頼らない」

怒りっぽい、気が短いのではなくて、

怒り以外の有用なコミュニケーションツールがあることを知らないだけで、

怒りを頼りにコミュニケーションしてしまいます。

私たちは、怒りを用いらずとも、意思疎通はできます

優越性の追求は、競争によって行うのではなく、

競争眼鏡をかけていては、目先の勝ち負けしか見えず、道を間違えてしまいます。

私たちは、競争や勝ち負けの眼鏡を外して、自分を変えていくとができるのです。

 

良好な対人関係を結ぶには、ある程度の距離が必要で、

距離が近すぎては、相手と向かい合って話すことができません。

距離が遠すぎても聞こえません。

差し伸べれば手が届くけど、相手の領域に踏み込まない適度な距離は他人でも、親子関係でも存在します。

 

子供がなかなか靴を履けずにいたとします。

時間がない、忙しい母親からすれば、履かせてしまえば早いことです。

それは、その子供への介入で、それを繰り返された結果、学ばなくなり、

問題へ立ち向かう勇気までもくじかれてしまいます。

“困難を知らなければ、あらゆる困難を避ける”

 

 


 

世界の中心に君臨しているのではない

 

人間の基本的欲求で所属感(学校、仕事、交友)です。

しかし、自分にしか関心がない人は、

他人が「私に何を与えてくれるのか?」ばかりを考えていて、

「私のためになにかしてくれる人」「私の気持ちを最優先に考えるべき」という思考でいっぱいににります。

しかし、他人はあなたの期待を満たすために生きているわけではないので、

その期待が満たされなかった時、失望や侮辱を受けたと感じ、敵とみなし、仲間ではないと判断します。

所属感とは、そこにいるだけで得られるものではなく、

自らが積極的にコミットすることにより得られ、

「この人に何を与えられるのか?」を考え、自らの手で所属感を獲得していくものなのです。

 

 

人生の調和を欠けたワーカーホリック

 

「仕事が忙しいから、本を読む時間がない」

 

そもそも「仕事」は、

子育て、地域社会への貢献、趣味など、

あらゆることが「仕事」で会社などほんの一部にすぎないのに、

会社の仕事しか考えないのは、人生の調和を欠いた生き方です。

「仕事」の本質は、人への貢献であり、

承知欲求を通じて得られた貢献感では、

結局のところ「人から承知されること」になり、

他人の望み通りの人生を歩んでいるだけで、自由がありません

時代や国、文化によって自由は異なっても、対人関係における自由は普遍的なものです。

どんな仕事であっても、人との協力なくして成立・完結する仕事は原則としてありません。

このスタンスを常に持つことで子育てや、家庭環境、仕事どんな状況、環境でも(対人関係)

全ての場面で活用できると思います。

子育てにおいては、子供の課題に足を踏み入れたり、

職場だったら部下の課題に頭を悩ませたり、「私の課題」以外に踏み込もうとすれば、

現代のストレス社会にどっぷりとはまり込み、「私の課題」が見えなくなってしまいます。

 

 

人間はやらない理由をつけるのが得意な生き物です。

今日はこの辺で、ありがとうございました。

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