爪学

爪概論

人間の身体は、適切な知識と活用方法とそれらを習慣化させることで、身体のパフォーマンスを最大限に発揮させられます。

運動不足が多忙にさせる

 

呼吸について

 

身体の一つ一つのパーツに何の役割も意味も持たない部分など存在しません。

 

そもそも爪は何のためにあるの?

 

敏感な指先を保護するためにあって、指先に力を入れて物を掴むことができるのは、

爪が指先の力を跳ね返し、爪が指先の力の分散を抑え、それが応力となります。

複雑な手の動きに対応するため、脳の進化要因に繋がったものと考えられています。

足の爪の働きを例に、安定して体を支えますし、歩く時もつま先に力を入れる役割を担っているのです。

爪がなければ、指先に力が入れられず、細やかな作業は困難になります。

 

ネコ科動物にとっての爪は、主にハンティングの武器や道具のような存在で、

同じように尖った爪先に進化していた場合、指先の器用さは失われていた可能性が高いと言えます。

私たち人間にとっては、

文化的、芸術的な仕事を指先の鋭敏な感覚を用いられて行うことができているのです。

 

今の進化や文明を享受できているのは、爪のおかげと言っても過言ではないのです。

 

 


 

爪の基本的構造

 

 

爪は、主成分はタンパク質のケラチンで、皮膚が3層の角質に変化したものです。

極めて薄い角質片が雲母状に積み重なった構造で、

 

背爪(トッププレート)

中爪(ミドルプレート)

腹爪(アンダープレート)

 

背爪、腹爪は極めて薄いケラチンが縦方向に連なり、中爪は最も厚いケラチンが横方向に連なっています。

つまり、この3層の構造により、爪は硬いだけではなく柔軟性も備えることができています。

この3層の薄い層の間に最低限の水分と脂肪(0.15~0.75%)を含んでいます。

爪の水分は健康な成人の場合12~16%で、季節や環境、年齢によっても異なります。

 

爪の厚みと成長スピードは年齢を増すごとに厚みを増して遅くなり、

子供の爪が最も薄く、成長スピードが速いです。

健康な成人の場合成長速度は、1日おおよそ0.1mmです。

 

爪が伸びる要因としては、栄養が充分で新陳代謝が活発で、刺激が多ければ多いほど伸びると言われています。

爪が伸びる速度が速い指は、中指、薬指、人差指、親指、小指と言われており、

よく使う利き手や、タイピングをする指が速く伸びると言われています。

これは、指先を刺激することで血液の循環がよくなり伸びやすくなりますので、

指先をマッサージすることは、爪下の血管を刺激し、血液の循環がよくなり伸びる速度が速くなります

 

また、一般的に女性より男性の方が筋肉量が多く

基礎代謝も高く新陳代謝が活発なため、男性の爪が伸びる速度が速いと言われています。

 


 

爪は、健康のバロメーターです。

 

爪の形状や色で、身体の健康状態を把握することができます。

また、爪の主成分がケラチンという、タンパク質からできているため

良質なタンパク質(肉類、魚類、乳製品、大豆など)

ビタミンA(うなぎ、豚肉など)

B6(まぐろ赤身など)

亜鉛(牡蠣、レバー、ササミ肉など)

これらを多く摂取していれば、爪が伸びるのが速くなります。

 

爪の色変化しそれが白濁していたり、黒褐色になっていれば、血管系の病気や内臓疾患の可能性もあります

ネガティブ要素ではありますが、寝不足によっても爪の伸びる速度が速くなります。

要因としては、睡眠不足=起きている時間が長い→活動時間が長くなり伸びやすくなるということです。

バランスのよい食事や、必要な栄養素が足りていなければ爪の伸びも悪く、身体に何らかの負担を与えてしまっています。

伸びが悪ければ、新陳代謝が低下しているとも判断できます。

適度な運動、良質な食事を摂ることにより、健康な爪の伸長を見ることができます。

 


 

知識を踏まえた上でのお手入れ

 

爪を切る時などには、多角的に色や厚さなどのチェックも取り入れて頂ければと思います。

切り方としては、丁寧に数回に分けて爪切りでカットして、ヤスリ(ファイリング)することをおすすめします。

前述にもある、爪は3層に分かれているため、

爪切りの「パチンッ」という衝撃により、もともと水分が少ない爪先の層と層の間をさらに広げてしまいます。

爪切りで切ったままにしておくと、衝撃を与え広げてしまった層と層の間の水分がさらに減り、それが二枚爪やひび割れの原因にも繋がります。

必ずカット後には、ヤスリ(ファイリング)を心がけて頂けると、常に美しい爪先を維持することができます。

また、ヤスリ(ファイリング)をする前提で少し長めに爪切りでカットすれば、爪切りによる深爪防止にも繋がります。

深爪をすることにより、指先の調節が悪くなってしまったり、ハイポ二キウム(爪下皮)をカットしすぎてしまうと細菌の侵入を防げず、炎症などの原因にもなります。

 

1日あたり、0.1mm伸び、7日で0.7mm、1ヶ月で3mm伸びる計算になりますので、

10日に1回爪をカットしてお手入れをすることが、爪先を清潔に保てるサイクルとなります。

日頃から爪の形状や色の変化とともに日常生活の中で注意して頂ければ幸いです。

爪先を整え、清潔を心がけることが指先の作業性を向上させる意味で、とても大切なことに繋がります。

 

この記事をきっかけに、非常に身体の細部ではありますが、

そのミクロな部分に対する意識をマクロにして頂ければ幸いです。

 

ありがとうございました。

coco,

 

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