生活

アクセス不可能

こんにちは、cocoです。

堂々たる態度で「マルチタスク」が街中を歩いています。


「私は、同時にいくつもの作業が出来る!」と自信を持って宣言している人が多くいるように感じます。
もしくは、「同時にいくつもやりこなさなければ用事が終わらない!」などの声が聞こえてきます。

1日必死に働いたり、家事・育児をこなしたのに「何もできていない」もしくは、「達成感が全くない」など感じる方は多いのではないでしょうか。

現代社会において「マルチタスクは生活の必需品」のように広く浸透していますが、一点集中するシングルタスクを実践することにより、今後のあなたの「生産性」は上がり仕事・家事、生活の全てのタスクにおいて昇華させていく方法も踏まえてお伝えしたいと思います。

私も以前までは、マルチタスクをこなせないならここにいるべきではない!とまで断言できそうな環境にいました。

サロンの業務一つ例にしても、技術提供中であっても、サロンの扉を開けて飛び込みのお客様の対応然り、予約の電話対応、お会計のお客様の対応、提出しなければならない書類・・・et cetera
サロン業務に限らず、コンビニの定員や営業マンや主婦が毎日膨大なタスクに追われている・・・。

 


おいおい、シングルタスクなんて幻想にすぎないよね?

人生のタスクにおいて「シングルタスク」を貫けば、強固な対人関係をはぐくみ、更には成果をあげられるようになるはずです。

でも、邪魔が入ったり・・・どうすればいいの?

まずは、「思考」「行動」「周囲」この3つのコントロールついて解説していきます。
この3つはそれぞれが互いに影響を及ぼし合っているためどれも欠かせない要素です。

タスク変更をしない人が能率が高い

タスクからタスクへの切り替えの頻度の高さは、生産性の低さと相関関係があり、外部から邪魔が入ると影響を受けやすい状態で「目の前の作業とは無関係のことに手を出すのはやめよう」という抑止力がきかず、集中力も鈍いです。

高い生産性と成果を挙げる仲間入りをするために、何も社会革命を起こしたりする必要は全くなく、あなたが一人の力で自分に革命を起こせば良いのです。

「自分が話をしているのに、相手が上の空だったらどんな気持ちになるか?」
「ミーティング最中にメールチェックをしたり、電話の最中にメールを読んだりしていないか?」
「集中できず注意散漫の状態で、能率が上がったことはあっただろうか?」

などと、刑事がカツ丼と犯人を目の前に事情聴取をするように自分に疑問を投げかけて見て下さい。創造的な「フロー」状態に入り込み、それを維持してさらにそれが生活の質を一段階上げることに繋がります。

 


一つのことをうまくやるか、二つのことを下手にやるか

近年のテクノロジーの変化・発展で私たちは常に「アクセス可能」である非現実的な要求をさせられています。
メデイアが流す情報を吸収するのが当然だ!という風潮が生まれてしまい、
マイクロソフトの元バイスプレジレントでリンダ・ストーンは、このような状態を「継続的な注意力の断片化」と呼んでいるそうです。

そもそも人間の脳は一度に複数のことに注意を向けることができません。

よって、人はマルチタスクをしている「ふり」をしているのです。

マルチタスクは、人間の脳には不可能でタスクとタスクの間で「干渉」が生じ
脳でタスクからタスクへ0.1秒もかからない速さで注意を向ける先を変えているだけで
マルチタスクをしている脳が勘違いをしているだけなのです。

マルチタスクを続けると知識の「応用力」が低下するだけではなく状況の変化に適応する柔軟性も低下します。
これは、脳科学でも証明されているように、1つの知識(ニューロン神経細胞)と別の知識や状況にあてはめて使えるように知識Aとまた別の知識Bを繋げて応用せる力が低下してしまうということ。

インターネットが情報を処理するプロセスを大きく変化させたことだとされていて、
かつては、近所の図書館や書店へ足を運び、資料に目を通さなければならなかったが、
現代はWebの出現により、調べる作業は、素晴らしく楽になったその結果、データの吸収とそれを記憶にとどめる能力が低下してしまいました。

資料の1ページを深く読み込むのではなく、スクリーンでざっと動画の閲覧や、文章を浅く読むだけになってしまったため、学習能力と記憶力が低下へと繋がりました。

科学的知見から、前頭前野は過剰なストレスに常にさらされていると、縮み扁桃体も萎縮して、「恐怖」「攻撃」「不安」というネガティヴな感情が脳に氾濫してしまい、
さらには、脳の灰白質が縮み認知機能がうまく機能しなくなってしまいます。

度を越すような多忙な生活を続けていると、思考と感情を司る脳組織の萎縮に繋がるのです。

優先順位のつけられない日常や仕事で多くの要求にさらされると、脳は圧倒されてうまく機能しなくなってしまい、マルチタスクを試みることは、情報処理能力を低下させるコルチゾーン(ストレスホルモン)が分泌されてしまい、ストレスが生じ、脳のニューロン(神経細胞)が萎縮・減少することにより、問題を解決したり、感情のコントロールをしたりする能力が低下していきます。

どんな時も肝心なこと・・・それは「質」です。

私たちは様々なシーンでテクノロジーの恩恵を受け日々生活をしていますが、その反面で常に「接続している」文化に多大な損失を生み出してしまっています。

ソーシャルメディアに気を取られている時間が増えることで生産性が下がり、対人関係が悪くなり、時間の浪費、重要なデータを取捨選択能力の低下が著しく見られます。

エリートやプロフェッショナルほど、ミーティング中のメールチェックや、ネットを眺めている者を「未熟で迷惑な存在」と見なす傾向があるようです。

 


 

「今ここに」を大切にしよう。

目の前にいる部下や、お客様、家族
あなたの目の前にいるその人に誠意を見せましょう

 

「多忙」が賢者

なぜか、現代の一つの文化として「多くのことをこなす」ことを重視する風潮があります。

小学生は、学校へ行き帰宅後は休む暇もなく膨大な宿題をこなし、軽く腹ごしらえをするとそろそろ塾へ向かう時間になり、帰宅後は食事と入浴を済ませて睡眠をとりまた朝を迎える。
恐ろしくつまらない忙殺した日々を子供の頃から送っています。

これまた、学業を終えたサラーリーマンにも当てはまり、長時間の拘束で帰宅後はクタクタ。

なぜか奇妙なことに人は疲弊させ、「自分は重要な人間だ」と認識を持とうとしているのです。

「ノー」は、無能の「ノウ」ではない

むしろ、四六時中、人の頼みに応じていたら、自分の仕事などできるわけがないです。

まずは簡単にできることから、やってみる。
・デバイスを持たずに家族、友人と出かける
・ハイキングなどで、ネットから離れて自然を楽しむ
・着信を知らせるビジュアルの設定をOFFにする

私も、この取り組みを初めて自分なりに習慣化させ生活そのものを昇華させています。

「アクセス可能」な状態だからこそ、「アクセス不可能」を創り出す重要性があると思います。

習慣については、こちらの過去記事

 

健康的な睡眠についても過去記事を参考にして頂けると幸いです。

 

 

ありがとうございました。

coco,

 

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